11月29日 12月例会 講演『米中関係のなかの釧路の立ち位置と今後の発展方向性について』

会場 ANAクラウンプラザホテル釧路

時間 17時~18時

2011年に国策である「国際バルク戦略港湾」の指定を受けた釧路港は、かつての日本イチの水揚げ高を誇る水産都市の性格から、国内有数の欧米産飼料穀物の一大輸入拠点として変容しつつある。

国内大手飼料メーカーの釧路進出実現と、あいつぐ物流倉庫の建設。さらに欧米の穀物系メジャーによる釧路を輸入拠点とする動きが出てきた。国内大手企業のひがし北海道での酪農業参入など、釧路港をとりまく経済環境が大きく変容し、かつてないほど釧路地域の経済に大きな影響を及ぼしつつある。この状況は北海道の建設業界では知られているが、多くの市民は気がついていない。「衰退から発展」に潮目が変わったなかで今後の釧路経済について、ポストバイデンのアメリカ外交・国際政治経済学の視点で語っていただこうと思う。キーワードは「アジアの世紀の加速」と、「北の釧路 南のシンガポール」構想の推進である。

講師 進藤栄一 筑波大学名誉教授

北海道帯広市生まれ。北海道帯広柏葉高等学校を経て、1963年京都大学法学部卒業。1965年同法学研究科修士課程、1968年同博士課程単位取得退学。1969年フルブライト給費留学生として米国ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院(SAIS)博士課程進学、1970年プリンストン大学研究員、1971年鹿児島大学法文学部講師・助教授、1974年筑波大学講師、東京外国語大学講師、1975年筑波大学大学院地域研究科助教授、1976年社会科学系助教授、教授、学系長hTARAプロジェクト長を歴任。2003年退官、江戸川大学社会学部教授、2008年早稲田大学アジア研究機構客員教授を経て現在、筑波大学大学院名誉教授。この間、プリンストン大学歴史学部、ハーバード大学アメリカ史研究所、ウイルソン国際学術センター、米国平和研究所、ジョンズ・ホプキンズ大学大学院でフェロー、京都大学経済研究所、東京大学東アジア研究所、名古屋大学法学部、金沢大学法文学、オースチン・カレッジ、サイモンフレーザー大学院、メキシコ大学院大学、香港中文大学で客員教授。シンガポール国立大学、延世大学、コペンハーゲン大学、オックスフォード大学でシニア・フェロー。

 

 1976年、法学博士(京都大学)の学位を取得。国際問題研究協会共同代表東アジア共同体評議会副議長、日本新技術促進機構会長、日本国際フォーラム参与・政策委員、国際アジア共同体学会代(ISAC)設立表。・会長、公益信託安田和風アジア青少年交流基金監査、一般社団法人アジア連合大学院機構(GAIA)理事長、一帯一路日本研究センター代表。

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