11月7日 『日本と中国 国際中継港「釧路」の役割』報告書まとまる。


本年9月8日 釧路市で開催された日中国交正常化50周年記念事業の講演会録の報告書が完成しました。釧路総合振興局、釧路市、釧路商工会議所と当協会会員等に250部無償配布しました。

増刷につきましては1冊 1,000円(郵送費込)による有償配布を行います。

希望者は下記に問い合わせのうえ予め代金をお振込みください。直ちに郵送させていただきます。冊数に限度がございます。


連絡先 釧路日中友好協会事務局 0154-24-3811

    入金確認後送付します。送付先はFAXまたはメールでご連絡ください。

    FAX 0154-24-3810  

           mail uemi.kunitoshi@gmail.com


送金先 釧路信用金庫本店 普通口座 1279592

釧路日中友好協会(クシロニッチュウユウコウキョカイ)



 10月7日 在日中国企業協会 北海道交流会

会場 札幌グランドホテル

主催 在日中国企業協会

出席 釧路日中友好協会 事務局長 上見国敏 

在日中国企業協会(中国国際商業会議所)この協会は中国国際貿易促進委員会という政府機関の一部であり、日本における公式な在日外国商工会議所になります。

北海道日中友好協会(青木雅典 会長)から、2022年度 北海道産米100トンの中国向け輸出を実施した旨の報告を受け、在日中国企業協会からは、従来の欧州産飼料のほかに道東自動車道向け建設資材を釧路港に輸出した報告があった。引き続き、北極海航路と北米航路の重要拠点として釧路港を利用する。また釧路空港の国際化に協力したい旨の挨拶であった。

在日中国企業協会

王 家馴 会長

中国国際航空日本支社

冯 力 代表取締役社長

在日中国企業協会国際人材交流分会

張 一成 会長

人民網日本株式会社

孙 璐 代表取締役社長

     部長

Trip7グループ メディア事業部

陳 希 部長

葛 倩 様

在日中国企業協会国際医療管理分会

劉旭傑 副会長



 10月3日 『清代木版年画+UKIYOE』日中友好会館美術館視察

会場 日中友好会館美術館 東京都文京区後楽1-5-3

釧路日中友好協会事務局長 上見国敏が訪問し同美術館を視察しました。案内役は黄星原氏(公益財団法人日中友好会館 中国常任理事)が行いました。

中国清代同時期の清代版画と日本の浮世絵とを併せて展示しており、日中双方の文化の相違を対比でき興味深い体験ができます。

開催期間は2022年11月20日(日)10時~17時 入館無料 (休館日は月曜日)


 9月30日 中日国交正常化50周年祝賀レセプション

会場 札幌パークホテル 

主催 中国駐札幌総領事館

出席 中村圭佐 釧路日中友好協会会長

   上見国敏 釧路日中友好協会事務局長



 9月8日 日中国交正常化50周年記念 釧路の講演会にボランティア参加した感想

今回の日中友好国交正常化50周年に手伝いとして参加して、私が知らない釧路の良さを学ぶことが出来た。

私はもともと群馬に住んでおり、大学の進学先として釧路に来た。最初は釧路について何も知らず、春に来た時には、とても寒い場所というのが最初のイメージだ。大学に入学して北海道に住んでいる友達ができ、釧路についての話を聞くと、人口が減っていたり、隣の大きな都市まで距離があるなど、あまり良い話を聞いたことがなかった。

しかし、今回講演した黄代表理事は、日本と中国国際中継港での「釧路」の役割について、「釧路は東アジアの中心地になる。広く美しく涼しい、優れたところだと実感した。釧路は地理的に有利で、中国とアメリカは貿易をしているが、釧路を中継することで中国とアメリカが直接貿易することにならなくなる。これをうまく活用すべきだ。」と、外交の問題から釧路港の必要性を強調した。この話を聞いて、釧路港の持つ潜在能力に驚かされた。だが、黄代表理事は、「ウクライナ戦争によってヨーロッパは再び戦争に巻き込まれた。完成されたガスパイプも利用できない。いくら良いプランがあっても実行出来なければダメだ。

このような悲惨な状況がアジアで起こらないようにするために、ヨーロッパかの教訓から反省しなければならない。」とし、日中関係の安定性について説明した。これを聞いて、この国際情勢が不安定な現在、いかに関係を良好にしていくのかが重要な課題なのだと痛感した。

また、「釧路・持続可能な世界最先端モデル都市の可能性」をテーマに講演した柏倉代表取締役は、涼しい釧路の気候と美しい自然を活用した取り組みの必要性を説いた。たしかに釧路は夏でもとても涼しく、避暑地として有名な軽井沢よりも涼しいと思う。

釧路について何も知らなかった私が、今回の講演を聞いて釧路の持つ力を知ることが出来た。そして、その力を発揮するためには国際情勢の安定化だったり、もっと釧路の良さをアピールしていく必要があるのだと学ぶことができた。

 

木檜成仁 釧路公立大学経済学部経営学科1年 


 9月8日 日中国交正常化50周年記念事業~「日本と中国 国際中継港『釧路』の役割」講演録

本日は日中国交正常化50周年記念事業の講演会にお招きいただき、心より感謝いたしますと共に、日中友好会館を代表して、お祝いを申し上げます。

 北海道に来るたびにまるで自分の故郷、中国の黒龍江省に戻ったような感じがします。広い土地、はっきりとした季節と温度の差。とくに両方とも国の穀倉と呼ばれ、とうもろこしや大豆、またはジャガイモの産地として知られています。

  先月、沖縄で開催された「東アジアの平和ネットワーク形成をめざす国際シンポジウム」に出席していた時、初めてジャガイモは中国から日本に伝わってきたということを教わりました。中国と日本の縁が本当に深いものだなと思いました。

 実は「日本と中国 国際中継港『釧路』の役割」という講演テーマを受け取ったとき、私はちょっと後ずさりしていました。正直に言いますと、それは私の日本語があんまりよくないからだけではなく、釧路に初めて来た素人の私がとやかく言っても、釧路の実情に合うかどうか分からないという心配があったからです。

 それでも、日本の友人として、私個人の考えを皆様に分かち合いたいと思います。25年前、つまり1997年のことを思い出しました。当時、アジア金融危機のせいで、韓国はとても困った状態に落ち込んでいました。ちょうどその時、改革開放から20年くらい経って、中国の人々の海外旅行のニーズが急に増えて、ブームになりました。そこで中国政府は国民の要望に応じて、「中国人外国旅行目的地」という指導文書を出そうとしました。これが良いチャンスだと思った韓国政府は、すぐ中国側にぜひ報道関係者代表団を韓国に派遣し、訪問していただきたいと打診をしてきました。それに応える形で私は団長として、二十数名の記者を率いて、初めての韓国訪問をしました。

 とても印象深かったのは、「済州島」を「中国人外国旅行目的地」の最初のリストに入れてもらうために韓国政府は、その島に様々な特別待遇政策を与えてくれました。ビザ免除と免税策をも打ち出しました。私たちの代表団と会見した金大中元韓国大統領の話は今でも忘れられません。「二十一世紀の世界はアジアの世界だと言われますが、中国はアジアの将来と希望としての存在です。韓国は今の困難を乗り越えようとすれば、中国と仲良くしていかなければなりません」とおっしゃいました。

 ご存知のように、今年は中国と韓国の国交樹立30周年でもあります。長期に安定した中韓関係は、中国から数十倍の観光客を増やした結果をもたらしただけでなく、両国の貿易額も3600億米ドルに達しました。この数字は日本と中国の間の貿易額とほぼ同じぐらいの規模になっています。一国の外交政策と選択はその国の経済と貿易にどれほど重要なのかは以上の例を見ればお分かりいただけるかと思います。

 さて、「日本と中国 国際中継港『釧路』の役割」というテーマに戻りましょう。私の直感で言えば、今の釧路は「万事倶に備われど、ただ東風を欠く」(三国志 『赤壁の戦い』より)状態にあると思います。「万事倶に備わる」とは釧路は地理的優位が整っているほか、幅広い奥地によって支えられており、日本の穀倉である北海道をバックにして、国際バルク戦略港湾に指定されてからちょうど10年が経ちました。その上に西には米国からの穀物飼料の荷揚げがあり、東は中国の多目的船の寄港などの実績も着実に積みあがってまいりました。もし北のロシアの資源までも見込み客として利用できればと思います。

 「東風」と言うのはやっぱり複雑な国際情勢と不安定な日中関係を指しています。ウクライナ戦争が何時終わるかは分かりませんが、秋が来たら冬も近づきます。この戦争の犠牲者は無論ウクライナです。しかしドイツなども被害者であります。外交政策、とくに安全保障政策の誤りによって、ヨーロッパは再び戦争に巻き込まれました。完成されたガスパイプも利用できません。いくら良いプランがあっても実行できなければだめです。

 この様な悲惨な状況が絶対にアジアで起こらないようにするためには我々はぜひヨーロッパの教訓から反省しなければなりません。

 だから、私のアドバイスと言えば、釧路の国際中継港の役割をうまく発揮させるにはまず平和な国際環境と安定した日中関係が必要です。そのために、まさに青木会長(北海道日中友好協会)が言われたとおり、「民をもって官を促す」必要があると思います。同じく「経済をもって政治を促す」と「地方をもって中央を促す」と言う言葉もあります。中国の元指導者の鄧小平さんには「発展こそが根本的道理」(改革開放 南巡講話)という名言がありますが、中国にとっても日本にとってもまったくその通りです。日中関係を安定させ、経済と貿易交流が盛んに発展していけば、日本と中国にとっては「百利あって一害なし」のことで、お互いの国家利益につながると思います。

その環境を整えるプロジェクトは民や経済界や地方などに留まらせてはいけません。政治家たちも、マスコミも直ちに行動しなければならないと思います。幸いなことに、先月、日中両国の安全対話が順調に行われ、双方とも両国関係のさらなる悪化の阻止に努力しようというメッセージを出しました。

もう一つ重要な情報を皆さんに共有したいと思います。中国の最高指導者の習近平国家主席が先月、北海道の姉妹都市である遼寧省を視察し、東北再振興戦略を強調されました。これは釧路港の未来である国際的な物流拠点造り、「南のシンガポール、北の釧路」との戦略とは、ちょうど合致しているのではないかと思います。この二つの戦略をどのように結びつけるかは今後の課題として考えていただければと思います。

私は長い間マスコミと付き合ってきたので、ここでもう一つのアドバイスをさせて頂きたいと思います。つまり釧路はこれからもっと自己アピールするといいと思います。私のように日本に十年以上住んだにもかかわらず、釧路に来たことがない人も少なくないと思います。私が働いている日中友好会館より20歳年上の釧路日中友好協会さんは日中国交正常化10年前にもう活躍されており、間違いなく釧路と中国をつなぐ中核的な存在です。今回、釧路日中友好協会さんのお招きで釧路に来なければ釧路に関する基本的な知識も、釧路の素晴らしさも分からないままだったと思います。改めて、お誘いに感謝申し上げます。

最後になりましたが、日本にはこれからアメリカと中国の関係を円滑にさせる架け橋としての役割を期待するとともに、釧路が中国東北振興戦略とのドッキング、また北極海航路の国際物流におけるさらなる役割を果たすことをお祈りして、私の本日の講演会を終わらせて頂きます。

ご清聴ありがとうございました。


講師 黄星原

       19856月 吉林大学外国語学院日本語学科卒業(現 日本語言文学科)

       19867月 外交学院国際法学科卒業

       20139月 長江商学院高度管理職経営管理士修士課程修了(MBA

 

       1986年 中華人民共和国外務省入省

       2000年~2005年 中華人民共和国駐日本国大使館参事官

       2005年~2007年 中華人民共和国外務省情報課参事官

       2007年~2013年 中国人民外交学会副会長兼秘書長

       2013年~2016年 中華人民共和国駐トリニダード・トバコ共和国特命全権大使

       2016年~2020年 中華人民共和国駐キプロス共和国特命全権大使

       2020年~     公益財団法人日中友好会館中国代表理事



以下 中国語講演録

「日本与中国的国路的作用」

 中日友好会中国代表 黄星原

 

今天承蒙邀我参加中日邦交正常化50周年念事的演会,我表示衷心的感,同也代表日中友好会向你表示祝

 

每次来北海道都感好像回到了自己的故,中国的黑江省。广的土地,明的季和温度差异。特是它都被称国家的粮,是著名的玉米、大豆和土豆的地。

  

上个月,我参加了在冲召开的“以东亚和平圈的国会”,第一次知道了土豆是从中国到日本的。我得中国和日本的分真深啊。

 

实际上,在接到“日本与中国国路的作用”一演讲题,我有些后怕。老实说是因我的日不太好,更是因个初到路的,担心三道四不知道是否符合路的实际情况。

 

尽管如此,作日本的朋友,我是想把我个人的想法分享大家。我想起了25年前,也就是1997年。当为亚洲金融危机,国陷入了非常困的状。当正好是改革开放20年左右,中国人民出国旅游的需求突然增加,形成了潮。因此,中国政府国民的要求,提出了“中国外国旅游目的地”的指文件。国政府认为这是一个很好的机会,立即向中国方面询问,希望中国能派遣新工作者代表访问。作,我作为团长,率二十多名者,首次访问国。

 

我印象深刻的是,入“中国人外国旅游目的地”的第一个名国政府予了那个各种各的特待遇政策。推出了免签证和免税政策。前总统金大中会代表团时说至今令人忘。他:“二十一世的世界是洲的世界,而中国是洲的未来和希望。国要想克服在的困,就必和中国搞好关系。”

 

众所周知,今年也是中建交30周年。定的中关系,不仅带来了从中国来的数十倍的游客增加的果,两国的也达到了3600亿美元。个数字和日本和中国之额规模差不多。一个国家的外交政策和选择对该国的经济易有多么重要,通以上的例子,我想大家已明白了。

 

那么,回到“日本与中国国路的作用”个主。以我的直在的于“万事俱只欠东风”的状。所“万事俱”,路除了具良好的地理优势外,有广的腹地作后盾,以日本的粮北海道后盾,被指定大宗商品略港湾至今正好10年。再加上西有来自美国的谷物料的物,东边有中国的多用途船的停靠,实绩累。如果能把北斯的源作潜在客来利用就好了。

 

东风”指的是复的国和不定的中日关系。然不知道兰战争什么束,但是秋天来了,冬天也会来这场战争的牲者当然是。但是德国也是受害者。由于外交政策,特是安全政策的错误,欧洲再次被卷入争。也不能利用已完成的煤气管道。无有多么好的划,如果不能行也是不行的。

 

了避免种悲惨的情况在生,我从欧洲的教中反省。

 

所以,我的建是,要发挥路的国港作用,首先需要和平的国际环境和定的中日关系。此,正如青木会,有必要“以民促官”。同有“以经济促政治”和“以地方促中央”的法。我认为定中日关系,促进经济易交流的蓬勃展,日本和中国来是“有百利而无一害”的,关系到彼此的国家利益。

 

境的目不能只停留在民经济界或地方。我认为政治家和媒体都应该立即采取行幸的是,上个月中日两国安全对话顺行,双方都出了努力阻止两国关系一步化的信息。

 

有一个重要的信息想和大家共享。我认为路港未来打造国物流枢、“南新加坡、北路”的略正好吻合。如何将两种合起来,是今后的课题

 

我和媒体打了很长时间的交道,所以在里我想提一个建。也就是,我路今后要多展示自己。像我这样在日本住了十多年却没来过钏路的人应该不在少数。比我在工作的日中友好会馆还20的『路日中友好会』在中日邦交正常化10年之前就已在日本,毫无疑路和中国的核心。次,如果不是应钏路日中友好会的邀来到路,我想我应该不会了解路的基本知,也不会了解路的精彩之。再次感您的邀

 

最后,希望日本今后能在美国和中国的关系中发挥桥梁作用,路在接中国北振兴战略,以及北冰洋航线的国物流方面发挥更大的作用。祝你好运,束我今天的演会。

 

谢谢您的聆听。


検索

過去の記事

活動報告

リンク