『「例会」というの名の”近況報告会”が会員増加に直結!』日本と中国 第2177号 2/1

釧路日中友好協会の取組が『日本と中国』2015年2月1日号に記事になりました。

以下にご紹介させていただきます。


北海道の釧路日中友好協会(中村圭佐会長)は毎年2回、例会報告会を開いている。昨年12月12日に釧路市内のホテルで開いた例会報告「まずます活気づく釧路経済」には、会員のほか地元の大学に通う学生・留学生(中国、韓国、台湾)と来賓などの33名が集まった。

冒頭、中村会長が「国際貿易港を有する釧路にあるわが協会の存在は必然。北海道の経済にプラスに作用する組織として活動する重要な意義がある」と話したとおり、同協会の会員には日中の経済交流を意識する人が少なくない。

来賓の高立仁・駐札幌中国総領事館領事も「釧路日中友好協会が行う経済からの中日アプローチとその活動を領事館も大変注目している。中国政府としては中国主要都市と釧路空港間の国際チャーター便の開設を調整していきたい」と述べ、大きな期待を寄せた。

参加者全員が2分間自由に話す


同協会が例会を開く目的は参加者全員が行う2分ほどの近況報告にある。自己紹介ではなく「自分は今、何をやっているのか」を自由に話す。言わば「情報交換」だが、上見国敏事務局長は「これが会員増強に直結している」と強調する。

会員は、経営者を含むビジネス関係者が多い。当日も、ホテル経営が中国人観光客の情報を伝え、炭鉱会社の関係者は中国人研修生の受入状況について報告した。また、議員秘書が「中国で『釧路フェア』を実現したい」と願望を語れば、台湾からの留学生も「釧路に投資するための通訳として活躍したい」とそれに続いた。このほかにも、不動産賃貸業、設備工事業、食品卸業、機械メーカーなど様々な業種の人たちが近況報告した。

こうした情報交換が人脈を作り、組織活性化につながっている。以前には、就職活動に苦戦していた地元の大学生が内定までこぎつけたこともあったという。

上見事務局長は「会員増強に直結するので、ぜひ全国日中でもやってみては」と勧めた。(本紙編集部)



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