2013年1月1日『日本と中国北海道版』釧路に関する記事

2011年10月26日(金)釧路全日空ホテルにて、釧路日中友好協会主催、日中国交正常化40周年記念事業『世界は再び石炭の時代へ』をテーマに一般財団法人石炭エネルギーセンター事業化推進部執行部長の常静さん(元中国石炭工業省所属)による記念講演を行いました。中国札幌総領事館からは首席領事 張玉萍 女史、領事 蒋春雷氏2名と約120名もの一般市民が参加しました。
東北海道最大の都市である釧路市には国内唯一の坑内掘炭鉱 釧路炭鉱があり、中国・ベトナムから既に約1000名もの研修生を受け入れ、両国の生産性と安全性向上によって、日本のエネルギー安全保障に多大な貢献をしています。
エネルギーコストの安い石炭は長期的に採掘可能であり、今後も世界・日本のエネルギーの中心である一方で、じつは日本の石炭消費量は年々増加しています。さらに世界の炭価高騰によって国産石炭で採算が合うようになてきたため石狩で炭鉱が再開されています。
日本の高度な科学技術によって超超臨界火力発電方式が開発され、炭鉱開発、石炭利用の両面で石炭は安全・安心な低コストエネルギーの代表格に成長しています。
常静講師からは、釧路炭鉱は北海道の国際物流拠点である国際バルク戦略港湾(釧路港)に隣接し品質、物流の面で圧倒的な競争優位性があること。さらに釧路地域でのシェールガス資源開発の開発の可能性について提言されました。
釧路市は北海道最大の穀物輸出入ハブ港である国際バルク戦略港湾、国際化された釧路空港、大規模太陽光発電所(小規模を含めて約100箇所)など、「次代を担う生産都市」としてパラダイムシフトを成したと思えます。今回の記念事業は今後日中間の経済交流によって釧路の明るい未来を展望できる講演となり盛大にして終了しました。

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