8月31日　当協会会員近況報告

時間：会場　午後３時　都寿司にて

医師～釧路地方の医師不足は大変深刻な状況にある。道東地方（釧路、根室、オホーツク、十勝）の住民１００万人の置かれてる医師不足、高度医療が提供できにくいという状況の改善を国に強く要望したい。四国島よりも広域でかつ１００万人の人口を抱えるエリアに医大がないというのが医師不足の最大要因だ。

メーカー～道東の中で釧路市での販売件数が伸びている。このため釧路営業所を道東の基幹営業所（北見、帯広を統括）として位置づけ４月以降１名増員した。道内の各営業所のなかでも釧路は業績がいい。

医薬品、食品コンサルタント～今　中国では稚内の珪藻土がとても人気で需要が旺盛だ。

木材加工メーカー～釧路市は空前の建設ラッシュに沸いている。とくに最近は天然素材を重要視し、コストを考慮しない高級注文住宅の需要が伸びてきている。釧路に短期滞在するというものから釧路に移住するというケースが数は少ないが出てきた。今後に期待したい。

釧路の木質構造開発協議会という組織が、木造でも耐久性の高い構造建物の設計実績がある。

貴金属～東京では４月以降国内の貴金属需要は壊滅的なほどに売上が急減した。当社は釧路日中友好協会の全面協力で中国宝飾品輸出入会社を紹介され、日本企業ではじめて中国国内に公式ルートによる宝石屋を開業することができた。まだ売り上げは少ないが、開業後４年目を迎えるがただの一度も事故がない。輸出入手続きも中国政府の公式ルートを通しておこなっている。当社は唯一公式ルートによる貴金属貿易を対中国で成功させており、日本国内と海外の両面で売上を維持したい。

税理士～釧路市内の建設業の業績が従来になくいい。一方で金融機関の貸出姿勢は依然厳しく、急激な業績の伸びに合わせての運転資金の貸出が適切に行われていない印象を受ける。このため資金繰りに悩む企業が多い。アベノミクスは単なる掛け声だと思われるような事態である。

不動産業～住民基本台帳による釧路市の人口減が続いているが、釧路市内の駅近のマンションには全く空室がないばかりか家賃も上昇に転じ、2ＬＤＫで家賃１０万円を超えても埋まるような過熱状況にある。借り手は本州の大手企業ばかりで彼らが住民票を釧路に移していないケースがほとんどだと推測している。釧路市の実態の人口は既に増加に転じていると思っている。スーパーの惣菜売り場の売上が伸びているという話を聞いた。釧路への単身赴任が増えてる象徴的な事態ではないかと思っている。