11月22日 少人数指導の工夫から国際的な役割が求められる釧路の教育法
会場 釧路日中友好協会事務局会議室
午後7時から午後9時まで

講師 森 健一郎
国立大学法人北海道教育大学釧路校大学院教育学研究科高度教職実践専攻准教授

紹介 北海道教育大学釧路校は、東北海道の最大都市 釧路市に設置され主に東北海道の教職員を養成する役割がある。地域の特殊性を活かし、へき地での教育指導体制、複式学級(二学年生が同時に一つの教室のなかにいる状態)でも都市部の教育指導体制と遜色ない教育指導法を確立した、日本のへき地教育の最先端を実践、研究している特色ある大学である。
へき地教育の原点は、教育の原点とともに共通しており、北海道教育大学釧路校で研究 確立され実践される教育法は、世界の、特に発展途上国、さらに先進国での少子高齢化に伴う小規模学校での教育手法の新たな確立に大いに活かせる、日本の先端的な教育法である。


「へき地教育≒複式学級」という図式から、少子高齢化によって大都市圏でも複式学級が増えつつある。→へき地教育の手法は都市部でも求められる時代になった。

日本の地方都市でも、いまや外国籍の子供達が増えつつある。多様な子供達に教育を行うには「へき地教育の手法」は役立つ。  

地方でも国際化が進みその結果教育体制もその体制順応化が求められる。北海道教育大学釧路校の教育手法である「へき地教育法」は日本の国際化に貢献できる手法である。 

右肩上がりに伸びる上海の所得と、過去衰退の途上にある日本。 成長する上海とは異なり、中国内陸部の経済開発の遅れた地域での教育の水準向上には、北海道教育大学釧路校の教育手法が大いに役立つ。つまり中国にとって北海道教育大学釧路校の教育手法は見習うべき手法だ。
まとめ
釧路にその地域性を活かして、日本最先端の少人数教育、複式学級の研究機関である大学が定着した。 次に釧路に求められるのは、地方で不足し深刻化する医師不足の改善のために、「へき地医療の改善のための医学部」である。これは医療体制が整わない釧路の状況でも最適医療を実践し、結果実践によって発展途上国でも活躍するであろう新たな国際的な医師の育成に貢献する可能性が広がるであろう。 そのような参加者の意見で今回の勉強会を閉会した。
参加者 釧路公立大学経済学部経済学科2年 金森唯真 釧路公立大学経済学部経済学科2年 菅原和仁 (台湾)明道大学人文学部応用日本語学科4年 呉建廷 (台湾)明道大学人文学部応用日本語学科4年 劉育 (韓国)牧園大学人文学部英語英文学科4年 李昇鎮  

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