釧路日中友好協会 5年間の事務局お手伝いを通じて    〜釧路経済界と出会い〜

菅原崇洋

 私は、釧路公立大学へ入学したての1年生の頃より5年間に渡って当会事務局で学生手伝いとして関わらせて頂きました。当時、釧路労災病院長 草野満夫現最高顧問が初代会長を務められておりました。
 当時は各行事でその全てが初めての経験であり、その中で草野前会長はじめに、釧路司法書士会長 中村現会長、そして阿寒観光協会まちづくり推進機構理事長 大西副会長といった釧路の各界を代表される方々と会ってお話しをすることの出来る大変貴重な機会でもありました。
 その中で、釧路における中国との経済的人的な交流を目の当たりにすることで、このまちが国際的に開かれた都市であることを知りました。
 また、この5年間を通じて釧路では、国際バルク戦略港湾の選定と観光立国ショーケースにおけるモデル都市として選定をうけました。それは、このくしろが広大な農業及び酪農地帯を背景とした一大物流拠点であると同時に、釧路湿原と阿寒・摩周国立公園という世界有数の生態系を有する大自然を抱く地域であるということを国が認め、これからの国家成長戦略特区として位置付けたということです。
 この2大ニュースについて、私は大変に驚きながらも、それぞれが今後の釧路へもたらす可能性について学んでいく中で、10年先も20年先でも成長を続けるまちの将来像が確かに見えた気がしました。
 今の私は、このまち釧路は、大きな可能性を秘めた場所であると考えています。しかしそれを生かすも殺すも、肝心なのはそのまちの人と企業に違いありません。ここに私が釧路に残ることを選び、このまちに人生をかける覚悟を決めた理由があります。
 私は学生生活を通じて行った市民団体や学生団体での活動の上で、多くの釧路人との出会いがあり、多くの友人と仲間を釧路で得ることが出来ました。そんな中でも上見事務局長は、優れた経営の手腕や、国内外の広い人脈、国際感のある研ぎ澄まされたビジネス感覚を持たれる実力者であり、5年間を通じて一流のビジネスマンとしての考え方を教えてくださる頼れるメンターの1人でした。
 そこで、私は大学卒業後の進路を選択するにあたって、釧路に残りこれまでお世話になった皆さんに恩返しをしながら、さらに活動を通じて自ら磨き続けることで、自分も釧路の可能性にかけて見たいと思ったのです。
 どの地域でも、どんな業界に居ようとも、活きる人材はどこでも活き続けられるはずです。私はそれを東京ではなく、可能性に満ちた釧路から体現することを目指していきます。
 この場をお借りして、改めて5年間の釧路日中友好協会を通じてお世話なりました、草野最高顧問、中村会長初めに、顧問役員会員の皆様、そして各行事にてご参加くださった皆様に感謝を申し上げます。
 2017年4月より、市内の基幹産業を牽引する企業にて勤務することが決まりました。引き続き、卒業後も釧路日中友好協会の運営に役立てることがあれば、お手伝いさせて頂きたい所存です。
 皆様からのさらなるご指導ご鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。

釧路公立大学生 経済学部経済学科4年  菅原崇洋

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