5月9日付 『日中は重要なパートナー』釧路新聞より

釧路日中友好協会5周年記念セミナー

劉 公使ら交流促進で講演

釧路日中友好協会(中村圭佐会長)の設立5周年を記念したセミナー「空港・港湾で『釧路大発展しチャイナ!』」が8日、釧路プリンスホテルで開かれた。中国大使館商務部の劉亜軍公使と中国の旅行会社で日本部長を務める張婧氏を講師に招き、今後の交流促進の可能性を探った。

この日は、同協会事務局員の菅原崇洋さん(釧路公立大3年)がパワーポイントを使いながら、北海道(記事には釧路とあるが誤り)を訪れる外国人観光客数は一時は25万人程度だったが昨年は115万人に増加したことを示し、「将来的には200万人超えの可能性がある」と説明。さらに北極海航路が実現すれば、釧路市がアジアの入り口になることなどを話した。

続いて劉公使は日本の対外貿易の5分の1が中国であることや中国に日本の外資系企業が5万社ほどあり、1000億ドルの以上の投資があることを挙げ、「中国と日本は互いに重要な貿易相手。中国企業の対外投資の額が年々上昇していて年内は海外の投資より大きくなる」などと中国経済の好調ぶりを語った。

また、張部長は北海道の状況について「バスをはじめとする交通が不便で東京や大阪に行ってしまう中国人が多い」「中国人は長期滞在が多く宿泊施設が足りていない」「買い物できる施設が小さく大量に物を買う中国の観光客からすると物足りない」などとし、中国人観光客の増加につながるヒントを示した。

記者 會田俊実

5月20日 釧路新聞社の許諾を得ています。

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