5月21日 中国駐日大使 程永華 釧路視察


日本国内で唯一の海底炭坑 釧路コールマインを視察した。

釧路空港では、釧路日中友好協会 中村圭佐 会長と小松理事、釧路日中議連、釧路市関係者が出迎えた。


釧路市は2013年第3四半期以降、国内2番目の高さの景況感(日銀釧路支店)を記録し、2014年民間設備投資が1400億円(帝国データバンク釧路支店)を突破。戦後最大の数字を叩き出し急成長している。

それまで苫小牧港が北海道の物流拠点の役目をなしていたが、長距離トラック輸送の規制と、国策に基づく国際港湾物流ハブ拠点となる 国際バルク戦略港湾として釧路港が北海道の中心的な海外輸入拠点としての役割として整備されてきたため流通に大きな変化をもたらした。

現在、釧路では富士電機(東証一部)が事業主体で第四期全てが完成すると東洋最大となる植物工場が建設中である。国内最大の製紙工場である王子マテリア釧路工場の余熱を利用するかたちで、第一期工事(全部で第四期)が行われている。

釧路コールマインはみずほ銀行系のFパワーとともに、石炭とウッドチップ、パーム実殻(PKS)を利用した混焼型の石炭火力発電所の事業が準備中である。

完成すると、釧路の石炭を地産地消できるとともに、海外から輸入されるウッドチップ、PKSは東北海道に広く点在するバイオマス発電所へも供給され、釧路市はバイオマス燃料供給拠点としてますます発展する。

全長10キロに及ぶ国際港湾と、釧路市を核に半径80キロ以内は平坦が続くという広大な敷地を活かして数々の巨大プロジェクトが釧路地域で展開されている。

程永華 大使は釧路コールマインを視察後、釧路日中友好協会 大西雅典 副会長の経営する阿寒のホテル 鶴雅リゾートに宿泊した。




建設中の植物工場(第一期分)第四期まであり総事業費は120億円規模

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