2月24日 『中国 釧路港調査に』北極海航路で着目か 釧路新聞記事


記事掲載 2017年3月1日 釧路新聞社許諾 担当 馬場さま

『中国 釧路港調査に』 近く江蘇省から北極海航路で着目か
中国の江蘇省人民対外友好協会の蔡錫生副会長ら6人の代表団が近く釧路市を表敬訪問する。習近平国家主席が主導し一大経済圏を目指す「一帯一路」構想の一環で、特に最近注目されている北極海航路の活用における北海道、特に釧路港の優位性に着目し、調査するのが狙いとみられている。蝦名大也市長と面談するほか、釧路港の視察、地元流通業者の訪問などを予定している。

一帯一路構想背景

中国人民対外友好協会は中日友好協会の親団体で、民間外交を目的にした政府の国務院直轄機関。今回江蘇省人民対外友好協会による表敬訪問の申し入れは当初、江蘇省中日友好協会から釧路日中友好協会(中村圭佐会長)に届いたメールで、南京六朝博物館の文化展示を開催するのが表向きの内容だった。しかし開催地が東京と釧路の2カ所で、釧路市への表敬訪問を強く求めているため、釧路日中友好協会が真意をただしたところ、釧路港に注目していることが分かった。 ちなみに釧路日中友好協会は昨年9月、中村会長と上見国敏事務局長ら4人が北京市中日友好協会を通じ中国を訪問している。この際に、親団体の人民対外友好協会が急きょ応対し、「一帯一路」構想推進の弁護士会(国家一帯一路律師服務連盟)との会食がセットされた。この中で、欧州、北米間の海上輸送ルートにおいて北海道を注目しているが、苫小牧港や石狩湾新港よりも船舶、船員への燃料、医療提供など供給基地として北極海航路、北米にもっとも近い不凍港の釧路港を重視している考えを明確にしたという。 今回、来釧(らいせん)する代表団は江蘇省人民対外友好協会の蔡錫生副会長ら4人と六朝博物館の2人で構成している。
以上 釧路新聞記事より。

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